美術
- 作品名
- 土頭(つちあたま)
- 参加アーティスト
- 久保寛子
- プログラム
- 野外美術展
- 作品紹介
- 農耕現場で見られる、獣害対策の柵から着想を得た作品。
久保寛子は、柵やカカシなどに見られる農家の人たちによる創造性に、芸術発生のルーツを知るヒントがあると考え、近年は農耕と芸術を主なテーマに作品を発表している。
「土頭」は瀬戸内国際芸術祭2016に「段山遺跡群」として出展された彫刻シリーズの一部である。
素材には、全国の田畑で一般的に用いられるワイヤーメッシュと防風ネットを使用。
大きな頭の造形は、架空の文明が滅びた後にのこされた偶像の断片を表している。
古代から現代まで形を変えながら続く、人間と野生動物の関係性を考察した作品。